人のご縁
きのうは、突然に懐かしい人を思い出し、連絡を取ってみました。
もう忘れられているかなぁと思いながら。
10年ぶりです。
外出先で電話が鳴りました。
その人からでした。
「会社に出たら、メールが来ていて、ビックリしました~!
いやぁ、なつかしいなぁ」
弾んだ声に、安堵しました。
「これからはちょくちょく連絡取り合いましょう!」
メールの返信もいただいていました。その上で、すぐに電話もくださっていました。よほど、久しぶりの連絡がサプライズだったのでしょうか。
もう一度、あの人とは何かご一緒したいなぁ。
ご縁がつながるといいなぁ。
そう思っていましたので、思わず興奮、ガッツポーズです。
そして、確信しました。
いわゆる波長が合う、話が気持ちよく進む、本質のところで同じものを見ている人とは、時間が経ってもまったく違和感なく話ができる。
10年間なんてすぐにキャッチアップできるのだと。
逆に、近年は、かつては一緒にいてとても心地よかった人たちがだんだんそうではなくなる、なんだかズレる、表面上はいいのだけれど、深いところで噛み合わない部分が出てきた......ということも多くなりました。
不思議と、そうした「一緒にいてもあまり楽しくない」と思う人たちとは、気がつけば物理的にもお会いする機会がなくなり、自然とご縁が切れていっています。
でもそれは、いいも悪いもなく、単に選択の問題。
私の、生きることや人・ものごとに対する価値観と、その人たちとのそれとが違ってきたというだけ。
以前は、人脈が広いこと、より多くの人たちとつながることがとてもうれしく、またそこに価値を見い出していたのですが、いまは自分が心地よい、本質の部分で深く共感できるような人たちとつながっていることこそが、私にとっては重要になってきました。
丁寧に、大事に生きたいですし、いいものを創って心が震える体験をしていきたいですから。