浄化で気づいたこと
新幹線で名古屋に向かっています。
社窓から春を感じさせる暖かいお日さまの光が差し込んでいます。
テーブルの上には、真新しいモバイルPC。
気分一新です。
年度末に向けて、スケジュールとにらめっこの日々。
納期・納期・納期......の嵐。
でも、大変な反面、ふと気が付けば、なんだか楽しいではありませんか。
やはり、私の能力が役立つ場があること、それを期待して待っていてくださる方々がおられることって幸せです。
実は先週、ものすごく久しぶりにインフルエンザに罹り寝込みました。
激しい咳と高熱で消耗し、「なんでこんな時に......どこでもらっちゃったんだろう」と体力を過信していた自分を反省することしきり。
そして、またまた私らしく、こんな時にインフルに罹るなんて、どんな意味があるの?と考えてみたわけです。
で、これがありました。
ズバリ、大浄化、デトックスです。
回復後、すぐに決断を迫られるような、「変化」の展開が待っていました。
そして、私の中で何かが変わった気がします。
PCが新しくなったように、私もニューバージョンになった???
先週日曜日、片付けものをしながら、テレビで『夢の扉』を流し見していました。
この日フィーチャーされていたのは、日本紛争予防センター理事長であり㈱JCCPM取締役の瀬谷ルミ子さん。
最初は、「世の中にはいろんなスゴイ人がいるもんだなぁ」とぼんやり眺めていたのですが、そのうち、だんだんにテレビ画面に釘付けに。
彼女がとても淡々としていてクールであったからです。
そして、彼女の次のコメントで、私の手が止まりました。
「私は慈悲深くも情け深くもない。他の紛争解決や平和のための支援活動をされている普通の技術職の人たちと同じ(細部の表現は忘れました...たしかこんなニュアンス)」
「この人、スゴイ!!!」
思わず、声に出していました。
さらに。
「『何のお仕事をされていますか?』と訊かれると、私はいつも『うーん』と考え込んで、答えに困る。一般的には『紛争解決の仕事、平和のための仕事をしています』と言うのかもしれないけど、それはとてもおこがましいこと」
この後に続くのは、
「実際に平和のために頑張っているのは、現地の人たちだから」
ああ、この感覚......まさに!
同じです、私も。
そして。
「私の願いは、私のような仕事がなくなること」
自分が本当に世の役に立つ、機能するためには、その目的のために自分ができることを機械なりきって無心に地道に真摯にやるしかない、それが「社会の歯車となってきちんと機能すること」なのだと、私は思っています。
その目的を達成するためには、私よりも能力が高く、ふさわしい人がおられるならば、その人を紹介する。それも自分にできる大切なことだと思います。
エゴにとらわれず、自分にいま何ができるのかを冷静に見つめること。
そのことに改めて気づかされました。
まるで神さまからのメッセージ。
身の引き締まる思いです。