プロの仕事
話題のテレビドラマ『半沢直樹』が終わりました。
最終回は視聴率40%超えでしたね。
久しぶりにまともな日本のドラマを視たという気がしました。
でも、海外ドラマ派の私からすれば、あれが普通というか、ドラマはあのくらいのクオリティが当たり前、じゃなきゃダメだと思うのですけれどね。
私が普段、日本のドラマを視ない理由は、一重につくりのチープさにあります。
筋書きがすぐに読めてしまうお粗末な脚本とプロット、不自然で説明的なセリフ、何よりタレントありきでキャスティングされた俳優・女優の「?」がつく学芸会的演技......数え上げればキリがありません。
その点、『半沢直樹』は、まともにドラマをつくるとこうなりましたという見本のようなものでした。
まずはきちんとしたストーリー(原作、脚本)があって、役があって、それに一番はまる「芝居のできる」俳優陣を配役した。特に、舞台出身の演技力のある実力派で脇を固めた。主題歌がないのもいい! 制作側が、「いいドラマをつくろう」という目的志向で一丸となった結果です。