2013年9月25日

プロの仕事

話題のテレビドラマ『半沢直樹』が終わりました。
最終回は視聴率40%超えでしたね。
久しぶりにまともな日本のドラマを視たという気がしました。
でも、海外ドラマ派の私からすれば、あれが普通というか、ドラマはあのくらいのクオリティが当たり前、じゃなきゃダメだと思うのですけれどね。

私が普段、日本のドラマを視ない理由は、一重につくりのチープさにあります。
筋書きがすぐに読めてしまうお粗末な脚本とプロット、不自然で説明的なセリフ、何よりタレントありきでキャスティングされた俳優・女優の「?」がつく学芸会的演技......数え上げればキリがありません。

その点、『半沢直樹』は、まともにドラマをつくるとこうなりましたという見本のようなものでした。
まずはきちんとしたストーリー(原作、脚本)があって、役があって、それに一番はまる「芝居のできる」俳優陣を配役した。特に、舞台出身の演技力のある実力派で脇を固めた。主題歌がないのもいい! 制作側が、「いいドラマをつくろう」という目的志向で一丸となった結果です。

続きを読む "プロの仕事"

2013年9月24日

地域づくりコーディネーターサミット2013開催のお知らせ

他団体のイベントの告知など普段はあまり掲載しない私ですが、とってもステキなイベントなので、お知らせさせてください~。

そのイベントとは、「地域づくりコーディネーターサミット2013」です↓
http://www.challenge-community.jp/summit2013/
10月19日~20日の2日間、横浜で開催されます。

主催は、NPO法人ETIC.(エティック)↓
http://www.etic.or.jp/etic/index.html
若者のチャレンジ支援とリーダー育成を目指し、それによる社会変革に貢献しているNPOです。


このイベント、その名の通り「地域づくりコーディネーター(以下、コーディネーター)」という機能の重要性に焦点を当て、皆でその実例に学び、実践に役立てようというもの。
特徴は、このコーディネーターが、若者と地域の企業、自治体、大学を結びつけて、地域に活力と躍動感を生み出す役割を担っていることです。

「若い人が地域に来てくれるのはうれしいけれど、農業体験交流程度で、お互いに地域づくりの根幹にかかわるようなことまで踏み込めないでいる」
「若い人のアイデアを行政の事業に取り入れるなど、実効性のある地域づくりに結び付けられないか」
「うちのまちやむらを愛してくれる若者に地元企業を新しい発想で盛りたててほしい」

......などなどの課題に対して、インターンシップなどの手法を用いたプロセス・その展開などを丁寧に講義やプレゼンでノウハウを伝授、参加者皆で共有しましょうという、有意義で中身の濃いイベントのようです。

以前より、「地域づくり=人づくり」と言われてきました。
にもかかわらず、この難題「人材育成」が、地域を悩ませてきました。
そこに風穴を開ける、1つのヒントを与えてくれそうなイベントのよう...!

プログラムを見ただけでも、地域づくり=人づくりのエッセンスをピンポイントで押さえた、精査された効果的内容だなと感じました。
うーん、魅力的! 私もぜひとも参加したい...のですが、ちょっとこのあたりのスケジュールがまだ予定が読めず...。

まずは、地域づくりや若者の起業支援やインターンシップなどに興味をお持ちの皆さまにお知らせまで。

2013年9月 5日

本音の議論

台風の影響で各地でまた大雨の被害が出ています。
浸水などの被害に遭われました皆さま、心からお見舞い申し上げます。

いま、新幹線で岡山へ向かっているところです。
昨日、急きょ、本日5日開催の岡山県の6次産業の研修会が10月に延期になったのですが、翌6日に予定されている高梁市での研修会は決行です。
西へ行くほどに青空が広がっていますが、新幹線は、最大で約15分の遅れが出ています。


さて、またまた「地域づくり」について、です。

現状や将来についての危機意識の希薄な地域では、地域づくりはうまくいきません。
住民がその必要性を感じていないからです。
住民にその気がないのであれば、行政がどんなに旗を振ろうが、よくて表面的なお付き合い、悪ければ拒否されてしまいます。

しなくていい支援は必要ありません。それこそ大きなお世話だからです。

地域を俯瞰し、外から客観視した時に、「このままではマズい」という状況があるのだとすれば、それをどうにかして住民に意識してもらい、危機感を共有することが第一歩です。

その危機感の共有のために大事なのが、「本音の議論」です。

続きを読む "本音の議論"