2013年2月20日

いいやまが、さらにおもしろくなります!

豪雪いいやまへ、またまた行ってきました~。
市の「平成26年度新幹線駅開業に伴うブランド創造研修会」の第2回目。
果たして、前回に続き皆さんにご出席いただけるかどうか......。
理由は、宿題です。とってもこたえにくい"難題"を、ホームワークにしちゃいましたので(汗)。

でも、今回、私にはとっておきの武器がありました。
てまかえシスターズ三女、デザイナーの森川尚美ちゃんです!
彼女の登場への期待に、皆さんが引き寄せられてくださることに希望を託しました。

そして結果は。
やはり、三女効果は大きかったです。
ご都合で不参加の方もおられましたが、参加者のほとんどが非常に真面目に宿題をこなしてこられ、中には、自社でアンケートを取ってそれを集計してこられた方も。
もう、感動しました。すごいです、いいやまの皆さん!

研修は、三女の力も借りながら、皆さんの真剣なまなざしの中、私も全力・全身全霊で臨み、予定時間を30分延長して終了しました。
皆さんの表情がどんどん変わっていくのが、手に取るようにわかりました。

研修会が終わると、きのこ農家のKさんが私のところへやってきました。
「こっち(仲間とつくっている米粉のカレールー商品)にはまだ"愛"が、思い入れが足りなかったですね。やっぱり、しめじの商品についてはいくらでも熱く語れますから」

おおっ、そこに気づいてくださったのですね、Kさん!

自分の商品ついてどれだけ具体的に、わかりやすく、心に響くように語れるか。
商品への「愛着度」のポイントでもあります。

さらにうれしかったのは、エレベーターで参加者のお2人とご一緒した時のこと。
お2人とは、市内で一番人気の、遠く関東からも買い求める人たちが来店するという洋菓子店HのH社長と、市内でも古参の定番人気商品Y製菓のY社長。お2人は私には目もくれず、熱心に何やらおしゃべり......。

Y社長「...やっぱり、やらなきゃいけないね」
H社長「そうだね」
Y社長「俺が言うとあれだからさ...こういうのはまとめる人がいないとダメなんだよ...(だから君が...)」
H社長「そうだね、そうだね」

ええっ、これは変革への相談!?
研修ではなかなか難しい顔をしておられたY社長の発言だけに、私の心は躍りました。

実のところ、いいやまの菓子事業者さんたちは、現在の需要で十分生計が成り立っているんです。
寺町として栄えてきたいいやまでは、法事などの行事の際は必ず地元のお菓子を使うという習慣が今もきちんと残っており、地元需要で商売が回っていく地域なのです。

だからこそ、事業者自ら何かをしよう、動こうというパワーが今ひとつ弱く、なかなか動かないということが課題でもありました。

でも、なんだか山が動きそうな気配なんです。
市内の古参の事業者さんと、最先端の洋菓子やさんがこれからのことを相談されるなんて、ステキではありませんか!

翌日、その洋菓子屋Hさんにおじゃましました。

私は、今回、最もこの研修の必要性を感じておられない、いや、必要のないのがHさんだと思っていました。だって、平日も客足の途絶えることのない評判のスイーツ店です。今だって十分すぎるほどの繁盛店なのです。

しかし、全2回の研修で、大きく変化されたなぁと私が感じたのも、H社長でした。
初回の少し戸惑ったような表情から、2回目はうなずきも増え、何よりもどんどん笑顔が増えていきました。

お店を訪ねた日は、いつにも増してお客さまでにぎわっていました。
それもそのはず、バレンタインデーでした。
その忙しい中、私たちの顔を見つけると、社長は厨房から出てきてご挨拶くださり、奥さままで同席で、お店併設のカフェにてもう話が弾む、弾む......。
そして、社長、「あれ、すぐにでもできますよね。あれ、やりましょうよ!」と。
いやぁ、うれしかったですね~。

「あれ」とは......今はまだ内緒、ヒミツです。
いいやまならでは、いいやまにしかないあるものを皆さんで楽しむことで、新幹線が来る前からもう盛り上がってしまえ~っ!という私たちの目論み。
あっと驚くことを仕掛けますからね~!

この日は、新たなまたワクワクする出会いもありました。
市内の仏壇屋さんのご子息・Yさん。このYさんがまた最高なんです。

仏壇の木工技術を使って、生活用品やらインテリアのようなものまで手掛けておられます。
「信州の旅」をテーマにしたデザインコンペ「LIFE DESIGN 信州2012」では、グランプリも受賞。

考えてみたら、仏壇って最強職人チームで臨む協働作業なんですよね。
彫師、木地師、金具師、塗師、箔押師、組立師。
そのすごい技を活かさない手はありません。

次年度の構想をYさんにお話すると、もうさっそく「スゴイ! おもしろそう」とノリノリ。彼にはぜひメンバーに入っていただきましょう。
着々と、作戦、進んでいます。

「いつかできたらいいね」
「そのうちね」
「おカネ(補助金、予算)が降りたらね」
......なんて言っているうちは、やらないと宣言しているようなものです。

だから、「今、やる」。
「そのうち」はないんです。

東京へ戻り、電車でスマホばかり眺めている表情が能面のような人たちを見ながら、いいやまへ飛んで帰りたい衝動に駆られました。

商工観光課のKさん、やりますからね~!
さらにこれからおもしろくなりますよ、いいやまは。

雪の中の森の家コテージ.JPG▲今年は雪が少ない「森の家」。手前のコテージに宿泊しました。

雪に埋もれてしまったカーブミラー.JPG
▲それでも......カーブミラーが雪に埋もれているの、わかりますか? やっぱり豪雪、いいやまです。

雪上車と高野さん.JPG南極探検で使用されているものと同モデルのこの雪上車に、「てまシス」長女・三女で試乗させていただきました。 このゴツゴツ・カクカク感がたまらない! 右は運転してくださった、「森の家」のイケメン・高野支配人。後ろに見えるのは別のタイプの除雪車。う~ん、Coolです!